わかることはできることの後にやってくる。
何度解説を読んでも、何度教えてもらっても分からない・・・
そんな経験をしたことはないでしょうか。
先日、数学の難しい問題がどうしてもできないので教えて欲しいと言われました。
教えてあげると、「分かった!」と言うので、類似問題を出してみました。
しばらくして見て見ると・・・全く解けていません。一人で問題と向き合うと、頭の中が真っ白になってしまうようでした。
そこで、「分かろうとするのではなく、途中式も含めて例題と同じように、ひとつひとつマネして解答を作ってみよう」
と指示を出してやらせました。
すると、程なくして、8問ほどあった問題を全て解いて持ってきました。
マルをつけると全て正解でした。
「あ、なんか難しくないかも・・・」
問題を解いた後に、何かをつかんだようでした。
問題を解く前に理解することは大切です。
でも、「わかる」までは問題は解けない・・・と思っているとしたら、それは大きな間違いです。
問題につまずくことがあったら、「わかる」前に、まず、「できる」を目指してみましょう。