入試結果報告会
本日、学習塾対象の入試結果報告会に参加しました。
2025年度の都立高入試は、推薦入試・一般入試ともに過去30年で最も低い倍率の受験になりました。大きな要因は、私立高校授業料無償化による私立高校志望者の増加だと考えられます。神奈川県や埼玉県、千葉県などは公立高校志望者がほとんど変わっていないことも裏付けといえるでしょう。また、東京よりも先に授業料を無償化にした大阪府では、東京と同じように府立高校志望者が減少しています。
都立高校の中でも普通科の志望者が特に減っています。近隣の学校では田園調布が1,87倍から1,41倍になっています。東京高校や錦城学園に流れたのはないかと思われます。また目黒高校が1,96倍から1,40倍、國學院や東洋高校を受験したのではないでしょうか。ほとんどの都立高校が倍率を下げましたが、私立高校には多くの生徒が集まっています。一般受験ではなく、単願推薦の人数がかなり多くなっていることからも私立高校人気が高まっていることが分かります。
令和8年度入試において、この流れが急激に変わることはないと思いますが、受験情報に対して常にアンテナをはり、これからも情報提供していきます。