青山学院高校入試説明会
本日は青山学院高等部の説明会に行ってきました。校舎入り口にはちょうど中間試験を終えた生徒たちが帰る頃で、自由な校風を掲げているとおり、皆いきいきとした印象を受けました。
会につきましては、まずは教育方針やカリキュラムなどについてでした。その中でも高大連携の学問入門講座(土曜日の午前中に青山学院大学教員、大学院教員がそれぞれの専門分野についてわかりやすく説明する)や、大学授業の履修(高3生の希望者が放課後に大学キャンパスの授業を履修して内部進学した際にその単位が認められる制度)に一貫教育の充実さを感じました。内部進学率が約85%というのも、このプログラムに起因している部分もあるのではないかと考えました。
次に入試制度についてでした。今年は募集人員を減らしたこと、推薦入試の出願条件を変更したことが中心でした。推薦入試の結果では、内申が45の生徒でも不合格になり、一方で出願条件ぎりぎりの40でも合格者は一定数いました。これは推薦入試の選抜方法が適性検査(国数英の3教科の試験)と面接、書類審査の3つを総合していることによるものでした。面接では、質問内容が決まっているわけではなく、そのときの面接官が気になったこと(調査書や事前の作文に書かれていること)を受験者本人に質問しているそうです。面接の練習では、質問に対する答えを丸暗記するのではなく、臨機応変に対応する必要があります。
一般試験では英語の解答用紙がマークシートに変更になりましたが、それ以外は特に大きく変わったことはありませんでした。300点中210点くらいがボーダーになるようですが、試験の点数に内申点も加味されるので、ここでも推薦試験同様に内申点が高い生徒の方が少し有利に働くようです。
青山学院高校は大学受験を目指した授業形式ではありません。あくまで内部進学向けですので、青山学院大学に進学したい生徒にとっては魅力的だと思います。そのような生徒はぜひ目指してみてもいいのでは。