「どうしてできないの?」
私には小5の娘がいます。
普通の子だと思います。
家では宿題をまだやっていない・・・と怒られ、
学校のお知らせを出していない・・・と怒られ、
テレビばっかり見てごろごろして。・・・と怒られ、
「家では勉強なんか全然しない」子です。
怒られることも多い我が子ですが、
私は子どもに対して言わないように気をつけていることがあります。
それは
「どうしてできないの?」
という質問(怒り方)です。
「どうしてできない」かは、子どもにとっては「理由があればできなくていい」という印象を与えるようです。
つまり、どうしてできないかを言えば許されると思ってしまいます。
そして、「どうしてできないの?」という質問に対して、行き着く先は、「できないなら習い事をやめなさい」
「できないならお小遣いなし」「できないなら・・・」ということになります。
そこで、是非こう声をかけて欲しいと思います。
「どうしたらできるの?」
「どうしたらできるの?」という質問は、子どもたちが本来思っている「本当は勉強ができるようになりたい」という
気持ちをきちんと受け止めつつ「自分で考えさせる」ことができます。
そして、その答えの先には「朝早く起きたらできる」「1日1時間勉強する」「習い事に行く前に宿題を終わらせる」
など、前向きな改善策が示されることになります。
前者の「どうしてできないの?」
後者の「どうしたらできるの?」
という2つの質問は是非、自分自身への問いかけにも使ってみて欲しいと思います。
「時間がなかったから宿題ができなかった・・・」という前に「どうすれば時間を作ることができたのか」を是非考えてください。
きっと新しい自分が見えてくると思います。