高校進学説明会

本日、進学研究会による「高校進学説明会」に参加しました。

令和6年度の高校入試では、都立高校の一般入試合同選抜と私立高校の授業料無償化所得制限撤廃が大きな変化でした。またコロナが5類へ移行したことにより、都立13校が推薦選抜の際に、集団討論を再開しました。今後、多くの都立高校が集団討論を再開することが予想されます。

近年の志望割合の推移を見てみても、都立志望の減少、それに伴い私立志望が増加していることが目立ちます。これは私立高校の授業料無償化が大きく影響しているのでしょう。

また、都立高校の普通科タイプ別倍率の推移では、偏差値上位の重点校が大きく倍率を下げています。これも、私立高校の授業料無償化により、難関私立高校への進学が増えたことによるものでしょう。一方で、合格基準偏差値が50~45や、45以下の学校への応募が増えています。ここ2、3年の間で定員割れとなった学校や不合格者が少なかった学校で、今春は不合格数が増加したケースが目立ちました。過去に倍率が低い状況が続いていたとしても、来春は油断できません。

都立高校の中でも、倍率が上昇傾向にあるのが総合学科です。ただし、人気校とそうではない高校との差が激しいのが現状です。晴海総合などの一部の高校が倍率をかなり上げていることが原因になっています。

令和7年度の高校入試はどうなっていくのか、常にアンテナをはっていく必要があります。各高校に直接出向いて情報収集は続けていきます。来週は都立日比谷高校、青山学院へ行く予定です。

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